【CJC=東京】米国の宣教専門「ワーシー・ニュース」によると、ミャンマー(ビルマ)軍が3月13日、西部チン州バモ地区パンムー村のシン・ルム・パン・ムー・バプテスト教会を襲撃、行われていた集会を解散させた。少数民族チン族が居住するチン州はミャンマーでは唯一キリスト者が優勢なところ。暴力を阻止しようとした議員は銃で脅迫されたという。チン族の人権擁護組織が明らかにした。
同教会のジャンマウ・ガム・マウ牧師は、陸軍第88師団の第33大隊兵士が聖書を燃やし、教会の資産を破壊、ビデオプレイヤー、拡声器などを持ち去ったと語っている。献金箱からカネも奪ったという。しかし軍側は、資産は長く反政府運動を進めてきたカチン独立軍の基地のものだと主張している。