ハモンドは1月31日、初のラブソングを収録した2枚組のアルバム「God, Love & Romance」をリリースした。彼はElev8.comで、「これは僕の恋愛体験を描いたサウンドトラックなんだ。自分の気持ちを歌っているんだよ」と語った。
「僕はワーシップやゴスペルを歌ってきたけど、このアルバムを出すことによって、僕がただ単に何かすべきことだけをするように求められているわけじゃないってことを確認したかったんだ」と語るハモンドは、自身の働きの主要な柱として、愛について語ることを強く望んでいると明かした。
ハモンド初の2枚組アルバムは、1枚目はニューゴスペルソング、2枚目はラブソングで構成されており、彼によると、このCDは教会に対する特別な目的や意味をもっているのだという。
Elev8.comのインタビューによると、ハモンドは、教会の指導者が会衆に対してロマンスと愛の問題について十分に語ることができていないと感じている。彼は、教会は離婚を食い止めるのを助けることができると主張する。
ハモンドはインターネット上で、「僕たちは福音の中にある事実を話さないんだ」と語った。彼の母親は痛みを伴う離婚を経験しており、また彼自身も2004年に離婚している。
ハモンドの母親は2010年に亡くなったが、臨終の床で彼に、妊娠中絶に失敗したために彼が生き残ったことを告白したという。
ハモンドは、宣教とゴスペルシンガー活動の仲間であるドニー・マクラーキンの「ザ・ドニー・マクラーキン・ショー」のインタビューで、母から聞かされた衝撃的な告白を明かし、母親の失敗に終わった堕胎から始まった彼の人生は神の計画によるものだと語った。
ハモンドはインタビューの中でマクラーキンに、「僕が捨てられることになった日の終わりに、手術道具は僕の頭を押しつぶすか、あらゆる方法で僕を殺しにやってきた。その時、神は医師の手を掴んで、僕を元の場所に戻して下さったんだ。物事が狂ったように動き回るこの世界だとしてもドニー、僕は手を取って僕を戻して下さった神を崇めるんだ」と続けた。
過去20年間に1ダースを超えるアルバムを制作してきたハモンドは、「神は何かをするために僕をお選びになられた。僕はそれを最後まで、力の及ぶ限り実行していくつもりだよ」と述べた。
ハモンドは同時代のクリスチャンミュージック界において強力な関係を構築しており、これまでに合計3部門でのダヴ・アワード賞やグラミー賞を受賞している。また、起業家としての顔ももっており、フェイス・トゥー・フェイス・プロダクションを創設しCEOを務めている。