木下和好
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富についての考察(20)4億5000万円は大金か、それともわずかな金額か? 木下和好
人が新しい仕事や企画を展開しようとする時、大きなお金を動かす人もいれば、自分の財布事情に合わせて小さく始める人もいる。でもいくらだったら「大金」なのかという話になると、分からなくなる。大金の基準が相対的であるからだ。
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富についての考察(19)献金の出所 木下和好
全ての富は創造主なる神により供えられたもので、善悪とは関係ない。否、悪とは関係ないと言った方が正確だろう。罪性は人間の問題であり、神の裁きもまた赦しも、その対象は人間であり、それ以外ではない。
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富についての考察(18)昔の貧乏・今の貧乏 木下和好
貧乏と金持ちの境界線はどこにあるのだろうか? そこがわからないと、貧乏人の嘆きは無意味になってしまう。私のわずかな人生体験では、貧乏と金持ちの絶対基準は存在しないようである。
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富についての考察(17)所有権と危機管理 木下和好
ニッポン放送株を買収したライブドアと、それに抵抗するニッポン放送の壮絶な戦いが日本中の関心事となったことがある。ある人はその戦いを「新しいぶどう酒と古い皮袋」と呼んだが、確かにそのように見える。
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富についての考察(16)投資とギャンブル 木下和好
いとも簡単に経済破綻をもたらすものに、アルコール中毒、麻薬、ギャンブル、保険に入っていない交通事故などがある。私の父は人格的には問題がなかったのに、アル中だったので、家族全員が極貧状態を経験させられた。
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富についての考察(15)欲しがることと隣人のものを欲しがることの違い 木下和好
「欲望」ということばにはネガティブな響きがある。聖書ではさらに悪い意味として「肉欲」ということばが使われている。では「欲しがる」という気持ちそのものは罪なのだろうか。
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富についての考察(14)人はいつ価値を失うのか? 木下和好
罪ある人間に価値があるかどうかという、大前提的なあるいは神学的な問題がある。でも99匹の羊がいても一匹の失われた羊を見つけるまで探すというイエスの話や、人が全世界をもうけても、自分の命を損したら、なんの得になろうかという教えなど、聖書を総合的に見れば、Total Depravity(全的堕落)という事実があったとしても、人の価値そのものは失われていない。
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富についての考察(13)富の種類 木下和好
動物には金持ちと貧乏の区別があるだろうか。富を金額だけで判断する傾向のある人間は、この質問に答えることが出来ない。
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富についての考察(12)ヨブの富の概念 木下和好
我々は、「富=罪」という概念を持ちやすいが、聖書には多くの富豪が登場する。その典型的な例がヨブである。
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富についての考察(11)アナニヤとサッピラが死んだ理由 木下和好
献金する時、お金の一部を自分のために残すことは妥当なのだろうか。これは時々重大問題となる。たとえば礼拝献金の時、2千円献金しようと思っていたら、財布に1万円札しかないことに気付く。
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富についての考察(10)文明の片道切符 木下和好
経済的に人に貢献出来る3つの方法のひとつが消費であるわけだが(あと2つは税金の納入と献金)、消費には重要問題が潜んでいる。自給自足の時代には表面化しなかったが、大量生産・大量消費の時代の到来と共に、資源の乱用、環境破壊、ゴミ処理等の問題が生じて来た。
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富についての考察(9)富の循環 木下和好
聖書を生活の規範にしている人の中で、消費に関して全く異なる価値観を持っている人がいる。ある人たちは、「清貧に甘んじる」ことがより信仰的であると考え、生きていくための必要最低限の物しか持たない。
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富についての考察(8)儲けと搾取の違い 木下和好
小学生のころ、ある高校生が言ったことばを今でも覚えている。「僕は絶対に商人にはならないよ。だって商人は、安く買った物を人に高く売りつけるからだよ。そういう汚い事は僕には出来ない」と彼は言った。
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富についての考察(7)神は人が貧しくなるのを望まない 木下和好
私は「清貧に甘んじる」という考えが好きではない。「清貧」とは「清く」て「貧しい」ことを意味するが、「清くなる」ことには何の抵抗もない。
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富についての考察(6)人の価値・営みの価値 木下和好
罪ある人間にどれだけの価値があるのだろうか。救われる前と救われた後で、人の価値はどのくらい変化するのだろうか。罪ある人間の営みに価値はあるのだろうか。
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富についての考察(5)王国は誰の物 木下和好
富の所有権は誰にあるのかは、重要問題である。もし神にあるなら富は良い物となり、サタンの支配下にあるなら、富は悪い物になる。歴史上いつでも一番富んでいたのは王様で、王の支配する国そのものが王の富を象徴していた。
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富についての考察(4)神と富とに兼ね仕えた人がいる?! 木下和好
聖書は、富を罪悪視している印象を受ける。決定的なことばが、「あなたがたは、神と富とに兼ね仕えることはできない」(マタイ6:24)である。
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富についての考察(3)聖い献金、汚れた献金 木下和好
献金の祈りの中で、私には気がかりな表現がある。「この献金を聖めてお用い下さい」である。私はこの表現の意味が良くわからないので、献金の感謝の祈りを頼まれる時、「聖めて」という表現を用いない。
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富についての考察(2)富を生み出す道具 木下和好
イエスの復活後、漁に戻ったペテロたちが何も取れずにいた時、イエスの言われた通りにすると、網を引き上げることができないほどの魚が取れたと書かれている。これは弟子たちがやがて「人間をとる漁師」となることの象徴的な出来事であると思うが、私はこの記事を、経済的観点から見ることがある。
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富についての考察(1)富の源 木下和好
私は高校に入学して最初の授業で、クラス全員の前で先生にバカにされた経験がある。たしか社会系の授業であったが、先生がいきなり「世の中の価値は何によって生み出されると思うか?」と質問した。
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