今年は12月24日クリスマス・イブが土曜日、そして25日がちょうど主日となる。来週27日からアドベントを迎えるのに先駆けて、世界教会協議会(WCC)のオラフ・フィクセ・トゥヴェイト総幹事がクリスマスメッセージを発表した。以下はトゥヴェイト総幹事のメッセージの全文である。
私たちの主イエス・キリストの御名によって平和と恵みがありますように。三位一体の神の恵み深い救いの現れが、この喜ばしい季節に私たちの心、精神、霊を啓発してくださいますように。
新約聖書では、イエス・キリストの到来と生誕について、キリストが持つ救いが全てに及ぶことが強調されて書かれてあります。新約聖書では、分け隔てなく神様の恵みがすべての人々に注がれ、罪を赦し、いやされ、天の神様と地上の隣人との和解を成してくださることが書かれてあります。
神様の恵みがイエス・キリストという人を通して現されました。キリストは隔離された羊飼いとキリストの故郷の家族たちのために現れました。そして遠隔の地にある聡明な学者の注目を集めました。マリアとヨセフの間に、神様の神秘の賜物としてお生まれになりました。
これらの人々の信仰的な証言を通して、福音が伝えられるようになり、キリストが私たちの前にも現れるようになりました。私たちもまた同様にキリストが私たちとともに今日も存在していることを伝える役割を担っています。
今年5月には、ジャマイカに1000人ものキリスト教指導者が「神に栄光、地に平和を」の題目の下に集いました。これはクリスマスのメッセージの核心でもあり、国際エキュメニカル平和会議(IEPC)の核心となるメッセージでもありました。
このルカの福音書に記録された天使の歌声は、私たちが21世紀の世界に住むすべての人たちに公正な平和が必要であることを思い起こさせるものでもあります。
神様の平和が全ての人に現されますようにお祈りいたします。IEPCでは、「他の信仰共同体とともに、私たちは平和がすべての諸宗教にとって核心的な価値であることを確認しました。平和の約束は、伝統や任務に捉われず、全ての人々に広まるべきものです。諸宗教間の対話を通して、すべての宗教の間の共通の土壌を模索していきます」との誓約を行いました。
さらにIEPCでは、世界のキリスト者に対し、「諸教会の教会員として、非暴力の活動を呼びかける立場にあります。私たちは助け人のない幼子として生まれ、十字架につけられたお方につき従う者たちであり、そのお方が私たちの剣を退けられ、敵を愛すように教えられ、死からの復活を成し遂げられたのですから」と呼びかけられました。
神様の恵みと平和がクリスマスの季節により多くの人々に現れますように。WCCを代表して、皆様全てにこの一年の終わりの時を良く過ごされ、来たる一年も祝福に満たされることができますように、お祈りいたします。
世界教会協議会総幹事 オラフ・フィクセ・トゥヴェイト
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