湘南から始まった音楽・総合伝道プロダクション「One Music」の代表を務める木村基一さんが27日、ウェスレアン・ホーリネス教団・淀橋教会の音楽伝道会「アガペー・イブニング・セレブレーション」に招かれ、同教会の前庭に特設されたステージで屋外コンサートを行った。
コンサートは、同教会の壮年宣教会が企画。当日は、「そうね!ん?(壮年)」とロゴ入りのTシャツを着た同会のメンバーが、道行く人々をコンサートに招待した。約1ヶ月前に発案され、準備が完全には行き届かなかったと関係者は説明するが、会場には約100人が参加。木村さんは、「即席だけど、しっかりしている」ということで、この日共演した2人と即席バンド「カップヌードル」を結成し、自身のレパートリーを中心に6曲を披露した。
演奏の合間に木村さんは、曲の説明や友人のクリスチャンの話などを通して、ノンクリスチャンにもわかりやすくキリスト教を紹介。「いろいろやっているけど目的は一つ。仕えることです」などとクリスチャンとしての思いも伝えた。
「One Music」は98年、湘南から始まった音楽・伝道・慈善団体。音楽を通して、特に若者に福音を伝えたいとの願いで活動中。これまでに、「うみ。」(00年)、「ゆらり」(04年)、「silk woman」(06年)の3つのアルバムを発売しているが、いずれもその収益の一部を、それぞれ国際飢餓対策機構、小さな命を守る会、新生宣教団に寄付している。
木村さんは他にも、いじめや家庭問題などにより、社会への不安や不信をもっている子どもたちに、やる気と能力に応じた学習を提供しているフリースクール・恵友学園(東京・上野、金山良雄理事長)のチャプレンや神奈川県サンチャペルの伝道師としても活動している。