5人の男性ビジュアル系バンドのセイムステイト(リードボーカル、ギター、作詞作曲を手掛けるダルトン・ディール、ギターのダレン・ハームズ、ベースのライアン・ライトル、ギターとキーボードのレモンド・ワイアット、ドラムのブレイク・レオニ)は、それぞれの個性を融合させて、音楽ファンたちに影響を及ぼしている。また、ベテランプロデューサーのポール・モアク(マット・カーニー、サードデイ、シーバードを手掛ける)のサポートによって情熱を広く伝える親しみやすいバンドだ。
アルバムにはリードボーカルのディールが作詞したファーストシングル「Hurricane」が収録されている。曲はラジオで放送されて反響を呼んでおり、CHRで8位、ナショナル・オーディエンスチャートで40位をマークしている。さらにAir1で働く彼らの友人がair1.comでミュージックビデオを初公開した。
「僕たちは『Hurricane』がバンドの代表作になるよう願っていたんだ。ラジオから流れるこの曲で、リスナーを元気付けることとは何かが違うって感じたんだ。自分たちの思いとリスナーの捉え方に若干のずれを感じたんだ。そう感じても神の愛を見出すために、止めることなくただ受け入れているんだよ。僕は『Hurricane』が定着して、皆と関係を築けることに興奮しているんだ。もがき苦しんでいるのは自分だけじゃないって知ることで僕を始め、多くの人を励ましていきたい」とディールは語った。
米カンザス州オレーセにあるミッドアメリカンナザレ大学在学中に出会ったセイムステイトのメンバーは、キリストの愛と希望を分かち合うという使命を掲げており、歌詞やレストランでの即興ライブ、あるいはファンとの雑談を通じて、人生で体験したことを分かち合い、他の人の助けとなるための活動を行っている。
「これはコミュニティーなんだ。人生の中で出会った人に手を差し伸べることやアドバイスすること、励ましを与えることは素晴らしいことだと思うよ。僕たちは僕たちがができることを提供したい」とハームスは、ファンとの関係についてコメントしている。
これにディールは、「僕たちは親しみやすくて、会いにきてくれた人たちにプライベートでは何が起きているのかをオープンにできるようなバンドを目指しているんだ。それがバンド活動をしていくうえで素晴らしいことだと思うからね」と賛同している。