全米に活動を展開する、大学生を対象にした伝道集会「パッション」の創始者ルイ・ギグリオ師が13日、英国を代表するワーシップリーダー、マット・レッドマンの日本でのアジア最終公演に参加した。1000人を越える若者たちを前にギグリオ師は、主の御名によって祝福を受け、分け与えることの大切さをヨハネ6:9から説き、何ももたない自分であっても、多くの人々を活かすことができる「神さまの力」にゆだねることで、自分のいる地域で福音を伝え、主の御名を有名にしようと呼びかけた。
世界中の大学を一つに集め、主の名を広めるというビジョンを持って創立された「パッション」は、イザヤ26:8「主よ。まことにあなたのさばきの道で、私たちはあなたを待ち望み、私たちのたましいは、あなたの御名、あなたの呼び名を慕います」を基本理念として、1997年に発足した。
テキサスのオースティンで開かれた初めての集会「パッション'97」では、2000人の学生が集まり、翌年には5000人、99年には11500人が集まるという、驚くほどの急成長を遂げた。キャンパスミニストリーのリーダーだけの集会「Thirsty(サースティ)」も02年から新たに始まった。
さらに「パッション」は08年に世界25カ国での集会開催を計画している。ギグリオ師が、「東京も開催国の一つとして検討されている」と告げると、会場から大きな歓声が沸いた。
大学伝道に力を注ぐギグリオ師は、「わたしたちのもっとも強調したい事はすべてに勝って神さまが偉大であるということです」と述べ、これまでひたすら神に仕え、主の名が証しされる事だけを願ってきた自身の信仰の道のりを証しした。