音楽宣教団体「GOCHA(ゴッチャ)」主催の賛美伝道集会「Unity Fest '07」最終日の12日午後1時半から、同集会のメインコンサート「リバイブ・バイブレーション」が上野公園水上音楽堂で開催された。全国各地から日本のゴスペルチャートをにぎわす勢いある実力派アーティストたちが集まり、07年上半期の注目イベントとなった。ヨシ・ブレスドとゆかり☆ゴスペル、ノー・バランスと山本香織のコラボなど、普段見ることのできないステージに、200人を超える観客は大きな拍手と歓声を送っていた。
参加アーティストの神山みさはMCの中で、「私たちが信じているもの。それは目には見えない。でもそれは確かにあったから、目には見えなくても心で感じることができたから、私はそれを信じています」と自身の経験を通して、ノンクリスチャンへ向けて神さまの存在を証した。
また今回が今年初ライブとなったルート・オブ・ソウルの横山大輔は、「今こうして生きていること自体が奇跡。信じて損はないよ。絶対に裏切られないから。人生というプレゼントを愛すること、感謝することに使おう。人生をありがとう」と観客の前で力強く宣言した。
やがて日も暮れたイベント終盤には参加アーティスト全員がステージに上がり、最後の力を振り絞って「ロード・ユー・アー・グッド」を皆で一つになって賛美すると、会場の熱気は最高潮に達した。最後に、今回のイベントを企画の段階から実行委員長として引っ張ってきた横山大輔が涙の祈りで締めくくり、クリスチャン・ノンクリスチャンを問わず会場中の多くの者が共に涙し、「アーメン」と声を合わせた。
参加アーティストは、フェイス、山本香織、ヨシ・ブレスド、ゆかり☆ゴスペル、ニーナ、ボールズ、マーク・ミラー、しーらぶダンス部、グラッド・オブ・デス・リバイブ、ノー・バランス、サムエル、神山みさ、ヒデ・シー、ルート・オブ・ソウルの14組。その他MCとして、いかピー、阿部ゆり亜、二人弟子の3組が出演した。
終了後、半日近い長時間のライブにもかかわらず、出演者たちの顔には疲労ではなく笑顔だけが満ち溢れ、その目は輝いていた。