東日本大震災で被害を受けた被災地では連日支援活動が各団体により繰り広げられている。国際飢餓対策機構では、救援物資を届けるために宮城県牡鹿半島にある小学校を訪問した際の意外な反応を報告している。
小学校でいつものように野菜やお米などのどこの避難所でも喜ばれる支援物資を運んだところ、支援を通じて親しくなった校長先生から「実は今、支援物資を断っている。今回の震災を通じて物がないという状況から、子どもたちが物の大切さやありがたみを学ぶ良い機会となっている。それなのに最近は大人が余計に物を与え過ぎて、子どもたちからそれらを学ぶ機会を奪っているように思う。だから、子どもたちからせっかくの機会を奪わないでほしい」告げられたという。
校長先生とボランティアスタッフは支援を通して親しくなり、何でも打ち解けて話すことができる間柄となることができた。同機構スタッフはその反応を聞いて「確かにその通りだと思ったという。被災地にはまだまだ必要とされる物資があるが、ただ受け取ることになれて、感謝する心が失われてはならないと思い、ボランティアのなすべきことは何なのか、もう一度考えさせられたという。
ボランティアとして被災地に行くことで、同スタッフは、人の命と向き合い、物の大切さを学び、現場での特殊な技術や知恵を身につけるなど、さまざまな仕える側の恵みとなるチャンスが多く隠されている事を報告している。新たな出会いや人との絆を生み出すことも大きな喜びとなるという。
一方で支援を受ける側にとって、クリスチャンのボランティアであるからこそできる奉仕、ただ物質支援を行うだけではなく、キリストの愛による心からの励ましや被災者の心への共感、キリストにある希望を伝えていくことが試されている。自らの力で被災地に恵みを与えようとするのではなく、ただキリストイエスの十字架の重荷を負い、キリストの愛を伝えられるボランティアの活動が被災地で大いに必要とされていることが伺える。
国際飢餓対策機構は20日の大阪を皮切りとして、愛知・広島・沖縄・東京で「ハンガーゼロチャリティーコンサート」を開催する。同コンサートでは韓国から先天性の生涯で左右4本の指だけでピアニストとしてピアノを演奏し、世界的に活躍しているイ・ヒアさんが出演する。イ・ヒアさんは「日本のみなさんの苦しみを覚えて心が痛みます。自身・津波・そして原発問題と3つの苦しみの中にある日本のみなさんのために、少しでも助けになればと願います。これまで日本の人たちに大変お世話になりました。日本のみなさんはとても親切で、いつも礼儀正しいです。そのようなみなさんの温かさに触れるといつも気持ちが解放されます。5か所で行われるコンサートで素晴らしい出会いがあることを信じています。韓国だけではなく、世界のみんなが日本のために何かできると言う心をもって助け会いたいという気持ちをもっています。日本のみなさんなら、必ず再び希望をもって立ちあがることができます。私はそれを確信しています」と述べている。
東北応援団「LOVE EAST」の岩渕まこと氏は被災地支援のボランティア人数が不足していることと、集まった物資を現地まで届けるためのガソリン代がかなりかかることが過大になっていると報告している。ボランティア活動にさらに人員を要しており、現地の活動にかかる費用の支援も必要であり、「ぜひ被災地のことを心に覚えて支援を行ってほしい」と継続的な支援を要請している。
各教会、クリスチャンの心からの祈りが現地に届き、ただキリストに仕える姿を通してその恵みが現地の人々に伝わることが願われている。
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