「核廃絶」 NGO集会開催
「第2回核兵器廃絶−地球市民集会ナガサキ」(NGO長崎集会)が22日、長崎市内の各会場で開幕した。同日は長崎ブリックホール(同市茂里町)で、午前9時半から二つの分科会があり、午後2時から開会集会が催された。集会で伊藤一長・長崎市長は核兵器被害の悲劇を繰り返さぬよう、新たな行動を始めようと呼びかけた。
集会には約2300人が参加。広島や長崎の被爆者、世界の非政府組織(NGO)や国会議員らが多数参加した。
世界の核廃絶を目指すNGO・中堅国家機こうのダグラス・ローチ議長は壇上で「2005年は広島、長崎の被爆60周年。この年には国連が核拡散防止条約の再検討会議の計画があります。ここに世論を結集させるべきです」と訴えた。
集会は3日間の日程で24日まで開かれる。被爆地長崎から世界に向けて、日本がどれほどの情熱を訴えることができるかに注目だ。