朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の不定期貨客船・万景峰(マンギョンボン)号が25日、新潟市の新潟西港に着岸した。
新潟県警などが約1900人の厳戒・監視態勢を取る中、万景峰号の同港入港は今年1月以来7か月ぶり。6月にも入港を計画していたが、国の船舶の安全検査「ポート・ステート・コントロール(PSC)」を厳格に実施する、とする日本政府の方針などを背景に、北朝鮮側が直前に運航を見合わせていた。 税関や入管、海上保安庁、国土交通省など関係当局の担当職員約130人が、船内での立ち入り検査を始めた。すべての検査結果が判明するのは、25日夕方になる見込み。
岸壁では、北朝鮮による拉致被害者の家族や支援団体のメンバーら約150人が抗議活動を展開し、入港阻止を訴えた。