日本の宣教のために祈る断食祈祷聖会(1月8−10日)の実行委員会が青年と団塊世代の伝道者を求める祈りの協力を全国の諸教会に呼びかけている。
実行委(三森春生委員長=イムマヌエル王子キリスト教会牧師)は聖会の期間中、国民的大衆伝道者であった故・本田弘慈師や、アジアを中心に世界で大衆伝道旅行を続けるクリストファー・サン師のような若い大衆伝道者が与えられることを祈りの課題として挙げている。
また、日本のキリスト教界が抱える慢性的な青年の献身者の不足を祈りに覚えると同時に、2007年に大量退職を迎える団塊世代からも献身者が多く起こされることも重要な祈りの課題だ。
実行委は東京を中心に400教会に働きかけて参加協力を呼びかけており、全国各地の祈祷集会にも祈りを要請している。実行委総務の石島弘憲牧師(単立・上板橋キリスト教会)は本紙のインタビューに応じ、祈祷聖会の開催日程が成人式と重なることを挙げ、「若い人のためにも是非参加してほしい」と語った。
石島牧師は「断食してまで祈るのかと思われるかもしれないが、断食は祈りのためにこころを集中するためにすること。強制ではない」としている。また、「青年のため、団塊世代の方々のために祈り、日本宣教のために重荷を負いたいという方は誰でも参加してほしい」と語った。
聖会初日は、学生宣教の働きを担う日本キャンパスクルセード・フォー・クライスト(日本CCC)、高校生聖書伝道協会(hi-b.a.=ハイビーエー)、中学生聖書クラブ協力会(CSK)の各代表者が青少年伝道をアピールする。一般公開の集会では福沢満雄牧師(ジャパン・カルバリー・クルセード主幹)、有賀喜一牧師(全日本リバイバルミッション代表)がメッセンジャーを務め、バイブルリーディング講師に峯野龍弘牧師(ウェスレアンホーリネス教団・淀橋教会)、中島秀一牧師(日本イエス・キリスト教団・荻窪栄光教会)、三井康憲牧師(東京中央教会)が名を連ねている。
断食祈祷聖会は全日本宣教祈祷運動(三森春生運営委員長)のもと2001年に初めて開催されて以降、8月の「国のために祈る夕べ」、9月「こどもたちのための祈祷会」と併せて主要な祈祷会に数えられ、多くの参加者を集めている。