近畿全域から教会リーダーたちが集まり宣教について話し合う「2006近畿宣教教会会議」(鈴木義明委員長)が11月21−22日、大阪市内で開催された。年間受洗者数ゼロの教会が全体の65パーセントに上るという日本宣教の深刻な現実に正面から向き合い、『教会協力』を実現することが将来の日本宣教に不可欠であることを再認識した。教団教派を超えて230人が出席した。
会議では主に近畿の宣教に携わる教会リーダーたちが発題し、現場からの声を伝えた。参加者は各自抱いていた危機感を出席者と共有した。
本会議の実行委員会は開催にむけて、30代から50代の若い教会リーダーたちを積極的に取り入れて世代交代を進めた。
鈴木委員長は、「教会同士が対立している段階ではない。今は、一致のとき」と、指導者に目を覚ますよう訴えた。本紙の取材に対し、同委員長は「今回は教団教派を超えた深い交わりが出来た。その結果が出るのが楽しみ」と語り、教会一致の促進に向けて確かな手ごたえを感じていた。