真夏の8日間にわたって行われる淀橋教会(峯野龍弘牧師、東京・新宿区)の大伝道集会「サマー・イブニング・クルセード」が30日、ついに開幕した。
午前10時半からの開幕礼拝では同教会主管牧師の峯野龍弘師が、「神にできないことは何もない」(ルカ1:26〜38)と題して説教。主イエスを胎内に宿したマリアに与えられたメッセージこそ、今日の万人に向けられた神のメッセージであると語った。
日々の生活の中で様々な苦しみや抑圧に苦しみ、悲しみの中にある一人がいるなら、愛なる神、全能なる神は、その一人の人間にこそ目をとめ、「私がそれを救おう」「その人と共にいてあげよう」と語りかけるという、愛の逆接の真理を説いた。
マリアは本文で、全人類の救い主である主イエスを胎内に迎えるという、まさに人生の一大変革、人生の新創造といっていいほどの恵みを体験した。峯野師は、この恵みが今日に生きる一人ひとりに同じく与えられる恵みだとし、マリアがそうであったように、ただ素直な、無垢な心でその恵みを受け取ることで、主イエスを心の中に迎えることができると伝えた。
午後7時からの集会には、新来者を含めおよそ145人が参加。同教会内「アガペーの泉」に設置された野外会場では、特別音楽ゲスト「王羊双羊(おうようそうよう)」の木村基一さんと中村穣さん、そして木村さんが代表を務める湘南発の音楽・伝道・慈善団体「ONE MUSIC」のメンバーが、信仰の証しを交えた心温まるゴスペルソングで来場者を癒し、心を主に向けさせた。
午前に引き続いて峯野師が、「人生の大逆転」(ルカ1:46〜55)と題して、野外でメッセージを伝えた。
神の永遠に変わらないメッセージは、今も同じく我々一人ひとりに人生の大逆転を与える。峯野師は、「愛する兄弟姉妹、神があなたを御目にとめてくださっているのです」と聖書にある神の思いを伝えた。神からの偉大な祝福をいただいたマリアがしたように、神の存在を信じ、恵みと哀れみのゆえに語られる神の御心を心に受け止めて、「マリアのごとく」キリストをその内に迎えることで、神によって変えられる、まったく新しい祝福の人生を歩むようにと信仰の決心を迫った。
説教者の呼びかけにその場で13人が立ち上がり応答した。前に出て共に祈りをささげ、あるものは洗礼を受ける決心を、またあるものはこれまでの信仰を改め、新たな思いで信仰する決心をした。
同教会では、この集会のために特設の祈祷所を設け、30日午後3時から31日午後3時まで、24時間にわたる連鎖祈祷を行っている。また連夜の集会中は、必ず祈祷所に数人が集まり、ひとりでも多くの魂が集会中に救われるよう、また8日間にわたってメッセージを伝える峯野師の健康と霊が守られるようにと、信徒らが熱い祈りをささげている。
「サマー・イブニング・クルセード」は8月6日(日)まで連夜、午後7時から同教会で開催される。入場無料。