青木功、尾崎将司とともに日本男子プロゴルフ界をリードし、日本ゴルフツアー通算47勝を誇るプロゴルファーの中嶋常幸さんを招き、VIP CLUB GOLF MINISTRYが17日、千葉グリッサンドゴルフクラブで開催された。同主催。
VIP CLUB GOLF MINISTRYは、ビジネスマンへの福音伝道を目的とする「インターナショナルVIPクラブ」の働きの一つ。熱心なクリスチャンでもある中嶋さんは、「人間は生きていくための道具を神様から与えられている。私の場合、それはゴルフだった」と語る。
中嶋さんがクリスチャンとなったのは、当時ゴルフで輝かしい成績を収めるも、その成績で一喜一憂する父親の存在に重荷を感じているときだった。「親から独立したい」78年、桐生の実家を飛び出し、妻の律子さんと東京へ向かった。
その翌日、クリスチャンであった律子さんが、自らの信仰を持つきっかけとなった恩師、元西南女学院高等学校校長の佐々木益男牧師の自宅に中嶋さんを連れて行った。
礼拝が終わり、佐々木牧師に手を置いて祈ってもらった二人は、とめどなく流れ出る涙を止めることができなかった。「悲しくて泣いたわけでなく、やっと重荷を下ろせたという涙だった」中嶋さんは80年に受洗。クリスチャン・プロゴルファーという、まったく新しい人生を歩み始めた。「愛なき者、神を知らず。神は愛なればなり」(ヨハネ?四・8、文語訳)との聖書の言葉が佐々木牧師から贈られた。
VIPの集会では、「いやいやでも教会に行くといいですよ」と、会衆に教会へ行くことを勧めている。
「人はすべて生まれ、死んでいく。命が帰っていく所があるとすれば、それは唯一の神の所しかありうません」プロゴルファー中嶋常幸は、今も人々に福音を伝えている。