東京・新宿区のウェスレアン・ホーリネス教団淀橋教会で開催されている日本ケズィックコンベンション東京大会は25日、第一日目の日程を終えた。
午後1時からの「ユース・コンベンション」に続いて午後6時半からの集会では、故スティーブン・オルフォード博士の次男、オルフォード・ミニストリー・インターナショナルの総裁であるデビット・オルフォード博士が説教した。
母へザー・オルフォード夫人の美しいピアノ演奏による特別賛美の後、オルフォード師は、詩篇73篇を本文に「いのちと力に満ちた信仰」と題して力強く説教した。
本文には、神の前にきよい心で歩みたいと願うものの、神でなく、世のものに目を向けることで嫉妬とねたみの感情が生じ、神から離れてしまった信仰の人アサフが、もう一度神の聖所に入ることで「神の真実さ」を再確認し、神に対する確信、信頼を取り戻して神に最高の感謝と賛美をささげるという美しい信仰者の姿がうたわれている。
オルフォード師は、「世のものに目を向けること」によって一度は信仰の停滞期に陥ったが、神の聖所に入ることで信仰の確信を取り戻したアサフの姿にふれながら、会衆に「みなさんが信仰の停滞を感じているなら、正直な心で、今、神に近づいてください」と訴え、コンベンションの目的の核心である『神との交わり』を強調した。
「神の前に罪を正直に告白し、我々の罪のために究極のささげものとしてキリストがささげられたことを覚えてください」「信じる者の罪は赦されました」「『神の真実さ』は我々の信仰を強めます」「真理の道へと導きます」と、『神に近づく』道を明確に示した。
『神に近づく』ことで、「神が私を守られる」「神が私を導かれる」という確信を与えられ、神に対する信頼、そして神への愛をよりいっそう深めることができる、それが「いのちある信仰」であると説いた。
オルフォード師は、「いのちある、人格的信仰を持つとき、我々は神をたたえずにはおられません」「神の素晴らしい御胸を、分かち合わずにはおられません」と、自身の中にあふれんばかりにある神に対する確信と、神への熱い愛を表しながら、アサフに働いた聖霊のきよめの働きを大胆に証(あか)しした。
最後にオルフォード師は、「この夜が、神との関係を正すときです」と、会衆を『罪の確認と悔い改め』と『神に対する従順への決断』へと導いた。