恵泉塾(水谷恵信代表、北海道余市郡)主催の「スカルの井戸端会議」が20日、上野の森キリスト教会(東京都台東区)で開催された。約70人が参加。代表の水谷牧師が「輝けるクリスチャンライフ〜伝道の方法〜」というテーマでイエス・キリストの伝道について説明した。
水谷牧師は、新約聖書の箇所(ルカ10章38〜42節)で主イエスがマルタに招かれて家に入ったことについて、「イエスは強制しない。求める人の所にイエスは行く」「部屋に入ることは、相談相手の土俵に上がること。相手の必要に答え、相手の望むことを最優先にしてあげることが重要」と伝道における相互関係の重要性を語った。
水谷牧師は、家庭問題に悩む人を訪問し続けて今年で9年目になる。悩みの本質は、その人の生活を見ると分かるという。相談者は自宅では心を開き易く、親密な関係を築きやすいと説明。「その人の目線に立ち、神の知恵によって問題解決へと導くことが神を証しすること」と語る水谷牧師は、主イエスから学んだ自由無碍な伝道方法を証しした。
水谷牧師は「神は、弱い者、傷ついた者に必ず目を向けられる方。弱さを隠さないで」と励ました。また常識に左右されない絶対的な信仰をもち、神の御言葉に身を任せて生きるときに神の御業を体験できる、と語った。
この集会は、心の回復を目指してキリスト教信仰に基づいた共同生活を提供する恵泉塾が卒塾生のアフターケアを目的として始めた。水谷牧師は1、2カ月に1度、全国17都市を巡回し、聖書講演を行なっている。