日本ろう福音協会(松本英二理事長=保守バプテスト同盟山形ろう者キリスト教会牧師=)は「ろう者によるろう者のための聖書翻訳」を目的に1995年発足。現在の理事9人の半数がろう者だ。
ろう者の多くはろう者特有の言語「日本手話」を使うため、同会は、ろう者が自分の言語で聖書を理解出来るようにと、日本手話訳聖書を翻訳、制作販売している。また日本人ろう者のクリスチャンに関する調査研究、ろう者伝道に取り組む全国の教会・団体向けの情報誌発行、手話関係のワークショップ、セミナー開催などを行っている。
同会は「ろう者がかわいそうだから活動をしているのではない。主がすべての人に福音を伝える事を命じておられているという原点に基づいて(日本手話で)確かな福音をろう者に伝える」とのスローガンを掲げている。
同会は活動維持費の捻出のため、約5年前から「1000人/月1000円献金」を呼びかけている。1000人が毎月1000円を献金すると20年で手話聖書が完成するとのビジョンから始められたが、献金者数が減少しており、クリスチャンを中心に献金の協力を要請している。問い合わせは同会事務所(電話:03(3673)2932)まで。