国際キャンパス・クルセード・フォー・クライスト(CCC)創設者、故・ビル・ブライト氏の提唱で日本で1999年から始まった断食祈祷聖会が2005年も東京で開催される。1月13日午前9時から行われ、各教会・教派の指導者がメッセージや講演などで超教派的に祈りを支援し、参加者は日本と世界の教会の覚醒と刷新のために3日間、賛美し祈り続ける。
今回のテーマは「School of Prayer」で、新約聖書エペソ人への手紙6:18「すべての祈りと願いを用いて、どんなときにも御霊によって祈りなさい。そのためには絶えず目をさましていて、すべての聖徒のために、忍耐の限りを尽くし、また祈りなさい」を主聖句とした。
主なメッセンジャーとしてブライト氏の夫人で世界的な祈りの指導者としても著名なヴォネット・ブライト氏と小川国光氏(日本福音同盟理事長、武蔵野福音自由教会牧師)が参加するほか、峯野龍弘氏(ウェスレアン・ホーリネス淀橋教会)、根田祥一氏(クリスチャン新聞百万人の福音編集長)、中村敏氏(新潟聖書学院院長)、三森春生氏(断食祈祷聖会実行委代表)らが講演し祈りの課題を提案する。
全期参加のほか、1日目や2日目だけの部分参加が可能。東京中央教会(東京・新宿区大久保)が会場で、聖会参加者の宿泊を可能とする万全の体制だ。02年聖会まではウェスレアン・ホーリネス淀橋教会(同・新宿区百人町)が会場だった。
聖会の発案者ビル・ブライト氏は生前、40日間の断食祈祷を行うと、体験を本にまとめ、「時代の危機を乗り越えるためには断食の祈りが有効である」と世界の教会をチャレンジした。同氏は日本の聖会開催も自ら企画、昨年7月に昇天するまで、全世界に伝道の大きなうねりを再起させ、キリスト教界の成長と刷新のために仕え続けた。
ブライト氏夫妻は1951年、カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)でCCCを創設。同氏が作成した伝道トラクト「四つの法則」やCCCは現在、全世界で広く使われている。CCCの活動は191カ国に広がり、約26,000人のフルタイム献身者が世界の各地で奉仕する。CCCが製作し79年に全米公開された映画「JESUS」(ジーザス)は、現在映画史上最多の786言語に翻訳され、世界234カ国で伝道のために上映されている。