ケニア警察高官によると、ケニア聖公会のもっとも年配の主教の一人が平和宣教の最中に飛行機事故で10日死亡したという。
ウィリアム・ワコ主教はケニア聖公会管区主事でケニア大司教の個人秘書を務めており、ケニヤ青年宣教会の宣教師モハメド・クティ牧師とその他二人の牧師、4人の議員含む少なくとも14人が軍用飛行機の墜落事故で死亡した。
この軍用飛行機に搭乗したこれらの人々は牧草地や水資源などで争う地域の異なる派閥間の平和的仲裁会議に出席しに行く最中であったという。
ケニア大主教のベンジャミン・ジンビ師はワコ司教のことを真のクリスチャンであると証しし、彼の死は「大きな損失」であると述べた。
この飛行機事故の目撃者らは、今回の事故はここ3年間におけるケニアで最悪の自己であると見なしているという。Y12型軍用飛行機が雨と霧の中でケニアMarsabitで遠方から滑走路に向かう途中に墜落した。この飛行機事故で、4人が生き残り、そのうち1名は病院に行く途中で死亡したという。
アフリカ聖公会(CAPA)は「ワコ主教は、主に全てを捧げた奉仕者であり、今回の事故によるワコ主教の死亡はケニア聖公会だけでなくCAPA全体、世界アングリカン・コミュニオン全体としても大きな損失です。私たちはワコ主教のご家族、親戚、友人そしてケニア聖公会全体に対し、弔辞を送りました。私たち全ては祈りの中に一つです」と声明文で公表した。
ワコ主教は妻のナオミさん、娘のメアリーさん(15)、息子のベンソン君(11)と他二人の娘チェリスちゃん(2)とタビサちゃん(生後3週間)を残して逝去した。妻のナオミさんの要望により、ワコ主教はケニアMarsabitの故郷に埋葬されるという。ワコ主教の追悼式も計画されている。