家族主義を支持する19のキリスト保守派団体がフォード自動車株式会社に対して6ヶ月にわたる交渉を行ったにもかかわらず、フォード社が同性婚を促進する販売広告方針を変える姿勢を示していないことから、フォード社に対するボイコットを再開した。
アメリカ家族協会(AFA)議長ドナルド・ウィルドマン氏は、「フォード社は同性婚を促進する同性愛団体を財政的に支持する権利があるが、消費者は同様に同性愛を支持するフォード社から商品を購入しない権利もある」と述べたという。
このボイコット運動は当初2005年5月に生じ、フォード社の卸売業者からこの問題を解決するための猶予期間を与えるようにと言う要求があったことから、AFAは6ヶ月の猶予期間を与え、ボイコット運動を一時中止していたという。その後、AFAフォード社の各代表者による何回かの会議を重ね、双方はフォード社が同性愛団体に財政支援をすることを中止することと、フォード社の販売広告で同性愛を促進するような広告を止めることで合意した。
しかしながら、フォード社はその後いくつかの同性愛団体から批判を浴びたことから、この合意を取り消した。
フォード社は声明文にて、「私たちフォード社はすべての人に敬意をもって接する当社の伝統を誇りに思っており、今後は世界中に最高の革新的な自動車やトラックを販売するために最善を尽くすことに集中します」と述べた。
フォード社広報官はそれ以上のコメントは控えたという。
300万人もの会員を抱えるAFAに加えて、"the Center for Reclaiming America","Liberty Counsel"," Faith2Action"などその他の家族主義団体もフォード社に対するボイコット運動を支援しており、AFAはその他の団体にも今後数週間以内にボイコット運動に加わるように促していると言う。AFAはさらにフォード社ボイコット運動のためのホームページを作成し、ボイコット運動の詳細、フォード社が同性愛団体を支援している例を紹介しているという。フォード社ボイコット運動のHPはこちら(英語サイト)。