7日火曜日、アルジャジーラテレビ局で4人のイラク人質中3人の映像が公開された。
4人のキリスト教平和活動家人質のうち3名の映像が7日火曜日、アルジャジーラテレビ局で公開された。公開された映像のなかで人質らは、湾岸アラブ諸国の指導者らや彼らの出身国各政府に彼らの解放を求めていたという。
この映像は2月28日付けの映像で、三人の人質が良好な健康状態で一室に座っていた。彼らがカメラに対し何を語っているかについては、録音されている声が小さくて具体的には聞き取れなかったと言う。
『義の剣軍団』と呼ばれる実行犯グループは、昨年11月26日にバグダッド市内で拉致された人たちを拘束し続けることを主張した。
英国人、ノルマン・ケンバー氏(74)、米国人トム・フォックス氏(54)、カナダ人ジェームズ・ロニー氏(41)、ハーミート・シング・スーデン氏(32)の4名の人質のうち、今回の映像で映し出されていなかったのは米国人トム・フォックス氏であるという。
ある英外務省広報官は「私たちは4人のうち3名の人質しか映し出されていないことに懸念を抱いています。4人全員が生存していること確認しなければなりません。このようなビデオを公開することは関係者にとって非常に心痛なことであることは明らかであり、私たちの思いも彼らと同じです。また拘束されてから100日もの日数が経過している4人の犠牲者を思うと非常に心が痛いです。彼らは困っている人々を援助する平和活動家です。すぐにでも解放されなければなりません」と述べた。
前回の映像公開は1月28日に行われ、実行犯グループは「今回が米国とイラク当局にとってイラク囚人を釈放して人質4人を返還する最後のチャンスだ。イラク囚人を釈放しない場合、彼らは殺されるだろう」と述べていたが、具体的な期限は示されていなかったという。