国際的な超教派共同体「テゼ」が28日にポルトガル・リスボンで行った集会の祈祷会では、4万人のクリスチャン青年が参加した。AP通信が伝えた。今回は特に、インドネシア・スマトラ島沖の地震・津波の被害者と被災地のための祈りに多くの時間を割いたとのこと。
AP通信によると、この集まりは5日間の日程で開催され、プロテスタント教会とカトリック教会に所属する17歳から30歳までの信徒だけが参加を許可される。「平和」をテーマに、集会、討論、祈祷会、聖書朗読が20カ国語で行われた。
テゼは、1940年にブラザー・ロジェによって創立された超教派の共同体で、フランス・ブルゴーニュ地方の南部に本部を置く。現在、プロテスタント、カトリック教会諸派出身の青年約100人が、物質的・霊的な分かちあい、独身、単純素朴な生活を生涯にわたって受け入れる誓願を立て、1日3度の共同の祈りの時間を中心とした生活を送っているという。