ウェスレアン・ホーリネス教団淀橋教会(東京・新宿区)で18日、同教会主管牧師峯野龍弘師の主牧生活35周年と米国アズベリー神学校名誉神学博士号授与を記念した特別礼拝が行われた。この礼拝のために韓国光林教会のキム・ソンド牧師が来日し、「主を感動させた偉大な信仰」(ルカ7:1〜10)と題して特別説教を行った。
キム師は、韓国メソジスト教会の第一人者であり、アズベリー神学校では理事を務めている。
キム師は、以前自らが韓国で軍隊牧師として奉仕していた経験から、ローマ人将校である百人隊長のしもべが癒される話を当時の状況を踏まえながらわかりやすく説いた。百人隊長は当時、そのしもべが自分に仕えなければ、殺すことも捨てることも自由であった。にもかかわらずこの百人隊長は自分のしもべに対する深い同情心を見せ、信じて主イエスに癒しを求めることで逆に、そのしもべにさえ仕えた。
またキム師は、日本で成功した企業家の姿を紹介しながら、彼らとこの百人隊長の姿との共通点を語った。日本人が謙遜であることは世界中で知られている。仕事においても謙遜な指導者が成功するとし、謙遜な姿勢でひたむきに信仰に励むことの重要性を信徒らに伝えた。
礼拝後にはキム博士と峯野師夫妻を囲んでの祝会が持たれ、同教団と教会に注がれた大いなる祝福を関係者らが共に祝った。