14日から東京・新宿区の淀橋教会(峯野龍弘牧師)で開催されていたウェスレアン・ホーリネス教団全国青年大会は3日目の16日、午後7時から夜の集会を行い、同大会実行委員長の岡田順一牧師(北海道・札幌新生教会)が「主イエスのように、主イエスのために」(使徒16:25〜34)と題して青年たちに聖書のメッセージを語った。
本文で、アジア州への宣教を計画していた使徒パウロは、アジア州で御言葉を語ることを聖霊から禁じられてしまう(使徒16:6)。そして、「マケドニア州に渡って来て、わたしたちを助けてください」というマケドニア人の幻を見たとき、自分の考えを捨て、「すぐに」マケドニアに向けて出発した。
使徒パウロが、自分の固執した考えを捨て、神の啓示に従うことで開かれたのは、「ヨーロッパ中に福音が伝えられる」という、あまりにも驚くべき宣教の歴史であった。
また、ヨーロッパ宣教初の実りとなるリディアは、「主が彼女の心を開かれたので」(使徒16:14)、福音を語るパウロの話を注意深く聞いた。リディアは、この神の働きかけに答え、自宅を宣教のために開放した。リディアが自分のものを神に捧げることを通して、神は彼女の人生を大きく開かれた。
岡田師は、「(これらの出来事は)すべて神がなさること」「しかし、私たちの応答がなければ、することができない」とし、一人ひとりが「主イエスのように生きよう」「主イエスのために生きよう」と決心するとき、神は必ずその人生を開かれる、と青年たちに信仰の決心を迫った。
確かに、「神はいらない」「自分の力でもできる」と信じる人であっても、輝かしい人生を送ることはできるかもしれない。しかし、人が本当に「星のように」輝くとは何を意味するのか。岡田師は、「本当のスターは、自分の力で輝いているのではない」「ただ主イエスの光を受けて輝く」と説いた。
聖書のメッセージを通して信仰と献身の決心が与えられた25人の青年たちは、講師の招きに立ち上がり、教壇の前でひざをかがめて祈りながら、信仰と献身の決心を神の前で告白した。