宣教団体「キャンパス・クルセード・フォー・クライスト」(栗原一芳代表、CCC)が東京都三鷹市に新しい学生センターの建設を計画していた件で、CCCが28日に責任者を招集して対策会議を行う予定であることが24日、関係者の話で分かった。建設に必要な資金は9300万円。昨年1月に献金と祈りの呼びかけを開始して以降、支援は各方面から寄せられ、6000万円以上(24日現在)が集まった。同関係者は「まさに奇跡」と神への感謝の意を表明している。
28日の会議では、今月来日した国際CCC東アジア地区(本部・シンガポール)代表ら2人と栗原代表らが行った経済等に関する会議の報告がなされるほか、学生センターの建設開始時期について協議される予定という。CCCキャンパスミニストリー部門の佐藤義孝ディレクターはセンター建設について「信仰によって(3月中の建設開始に)踏み出すことも視野に入れている」と明かしている。
CCC東アジア地区代表らが来日した理由については、日本CCCがセンター建設や活動費等の経済的な課題について助言を求めようと訪問を要請したとの情報もあり、3月のセンター建設開始に向け、既存の支援体制を生かした何らかの戦略が新たに打ち出される可能性もある。CCCは最後の詰めとして支援をさらに呼び掛ける。
建設予定地はJR三鷹駅南口から徒歩4分の50坪で、土地は既に購入済み。ここに4階建て鉄筋コンクリートビルの建設を予定している。