16世紀の宗教改革で有名なマルティン・ルター(1483−1546)が、没後450余年ぶりに復活する。
カトリック教会を駁する「95箇条の論題」をビッテンベルクの教会の扉に掲示して宗教改革に火を付けたマルティン・ルターの伝記が映画化されたとAPが26日報道した。
2時間の長編映画「ルター」には「シェイクスピア・イン・ラブ」で主演したジョセフ・ファインズが主演を引き受け、アカデミー助演男優賞とオスカーを2回ずつ受賞しているピーター・ユスティノフが出演する。映画はドイツやイタリア、チェコなど20ヶ所で撮影され、制作費として3000万ドルが投入されたとAPは伝えた。
ルターは、中部ドイツのテューリンゲンの鉱夫の家に生まれ、エルフルト大学で学んだが、友人の死や落雷体験をきっかけに修道士になる決意をした。修道院に入ったルターはローマカトリック教会内の腐敗に対して痛烈な批判を加えながらヨーロッパの宗教改革を導いた。
この映画の試写会に参加したルター派の牧師らは、この映画には実際には起こっていない事件や一部実在しない人物が登場するが、全般的には歴史的事実を反映したと評した。
映画「ルター」は来月26日アメリカで公開。
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