「聖書に親しむ」をテーマに日本キリスト改革派中部中会の中高生修養会(実行委員長:村手淳牧師)が27日から、「雀のお宿キリスト教会館」(岐阜県恵那市)で開催される。講師は梶浦和城師(日本キリスト改革派豊明教会)。1泊2日の日程で、賛美やゲーム、黙想といった交わりの時間が用意されている。
毎年、春と夏の2回開かれているこの修養会では、参加する子どもたちの状態に合わせてテーマを決めている。村手師が委員長になってから3年目、今回は初めて来る子が多い。未信者の子もいる。そのために「聖書を読む」という基本的な学びをテーマにした。
中高生の子どもたちは3年で学校を卒業するため、参加メンバーも2、3年で顔ぶれが変わってしまう。今回は改めて小学校高学年の新しい子どもたちに参加を呼びかけた。
今年は、教会生活が当たり前という子が大半だった昨年とは違い、教会行事は今回が初めてという子が多く参加する。「他の教会の子どもたちとの交わりは(初対面ということもあり)勇気がいることですから、中学になると、出てくるだけでも勇気がいるんです」と話す村手師。修養会では1回ごとにテーマを進め、まずは友達を作る、つぎに信仰告白、と少しずつステップアップしていく。今年の夏には信仰生活について教えたい考えだ。
今回はスタッフも合わせて総勢50名の参加。クリスチャンホームの子や教会学校に通う子、毎週ではないが礼拝に参加する子、教会には行っていないが友達と一緒に参加する子、それぞれに境遇の違う子どもたちがみな一緒になって聖書を読み進めていく。
初めての子が来るため、どういう風に聖書を受け入れ学んでもらうか試行錯誤をしているという村手師は「聖書に親しむためのきっかけになってくだされば嬉しい」と話し、子どもたちの霊的成長を願った。
2回の講演をする梶浦師は、中高生が自分から興味を持って聖書を読むのは難しいとし「自分はクリスチャンホームで生まれました。自分の証しを話しながらただ単に読んでね、というのではなく今後もサポートできるように教えていきます」と語った。