無教会主義を唱えた内村鑑三が3月に生誕150周年を迎える。内村ゆかりの今井館聖書講堂(東京都目黒区)では、同月19日に記念講演会、翌20日に記念シンポジウムが開かれる。
講演会では、木村ハンネローレ氏、聖心女子大学名誉教授の道家弘一郎氏、恵泉女学園大学短大元学長で「内村鑑三研究」編集委員の大山綱夫氏が講演する。シンポジウムには、東京大学教授の高橋哲哉氏、アマスト大学助教授のトレント・E・マクセイ氏、フェリス女学院大学名誉教授の武田武長氏を招く。会場では両日、今井館資料館の所有する内村ゆかりの品々や資料などを展示する予定だ。
主催の内村鑑三生誕150周年記念事業運営委員会(新井明代表)は、記念行事としてほかにも、25歳以下の若者を対象にしたエッセイコンテストを実施。受賞作品や講演会、シンポジウムなどの記録をまとめた記念出版も計画している。
記念行事に関する問い合わせは、今井館教友会事務局(03・3724・6753)。