ニュージーランド南島のクライストチャーチ付近で起きた大地震で、地元警察は26日、死者が145人に上ったと発表した。現地の救世軍は昨年9月に同地で発生した地震以来、メンタルケアを中心とした被災者支援を行っているが、今回の地震発生で1日2000食の提供も始めた。
救世軍ニュージーランドのスポークスマンであるリンドン・バッキンガム氏は、「昨年9月の地震で経験していることは、精神的ショック、後遺症が非常に大きく、長期にわたるということです。また、これらのショックは被災者自身も軽視してしまうことがほとんどです」と、精神的ケアの重要性を語った。
ワールド・ビジョン・ニュージーランドも、現地で実際的な支援活動を行う救世軍をサポートする形ですでに支援を行っている。
この地震では、現地の言語学校へ留学していた学生など、依然として日本人28人の安否が確認できていない。遺体の身元がわかっているのは現在、現地住民の6人だけで、身元確認に遅れが出ている。