キャンパス・クルーセード・フォー・クライスト(CCC)によって2004年に設立されたグローバルメディアアウトリーチ(GMO)は、昨年たった1日間で68万7千人もの記録的な人々にオンラインメディアを通して福音を伝えることができたと発表した。米クリスチャンポストが伝えた。
GMOによると、これらの人々は世界191カ国から同ミニストリーのサイトにアクセスしており、うち5万6,854人がイエスキリストを信じるに至ったという。
インターネットミニストリーの代表を務めるモニカ・セールス氏はGMOの集計は、GMOウェブサイトを実際に訪れ、オンラインで宣教師に福音について尋ねるユーザーが一人生じることを基準に計算されたという。
GMOでは5,500人以上のオンラインで対応する訓練された宣教師たちが存在しており、電子メールでキリスト教の信仰について質問をする人々への対応をしているという。
オンライン宣教師たちはボランティアで奉仕しており、ユーザーから電子メールが届いたら、時間のあるときに対応して返信しているという。つまり、一定の基準を満たすすべてのクリスチャンはGMOのオンライン宣教師として奉仕することが可能であるということになる。
この様な福音宣教システムを構築することで、クリスチャンがあえて宣教師として今の仕事を辞めてフルタイムで奉仕しようとしなくても、空いている時間を有効利用して宣教の奉仕に携わることができるようになる。
GMO創設者で会長を務める元アップル役員のウォルト・ウィルソン氏はこのミニストリーの目標はただ単に人々をオンラインサイトを通してキリストの信仰の道に至らせるだけでなく、新たに信じるに至った人たちをさらに教え導き、地域教会とつながるようにすることも含まれているとし、「オンライン宣教に加え、私たちは昨年体系的なEラーニングによる聖書勉強システムを整え、信じるに至った人たちがより聖書に関する知識を発展させ、個々の新たな信者たちがどのような信仰の道での発展を遂げているか追跡できるようにしました」と述べている。
GMOはオンラインで霊的な糧を求める人々に対し、WhoisJesus-Really.comなど150以上のウェブサイトを用意している。
昨年4月には、ウィルソン氏は「私たちはこれまでの人類史上で初の画期的なオンラインテクノロジーを有しており、2020年までに現在のオンラインテクノロジーを利用して福音を地球上すべての人に伝え分かち合うことができるだろう。私たちの世代はイエスの大宣教命令を完全に果たすことのできるツールが用意されている世代ということができる」と述べている。
2月2日には、GMOは今後CCCと分離してより大きな変貌を遂げていくことが発表された。今後もGMOとCCCは分離しつつも提携関係を保っていく予定であるという。CCCプレジデントのスティーブ・ダグラス氏がGMOの取締役委員となる予定である。
ウィルソン氏は「私たちのビジョンはこれまでと変わらない。地球上すべての人類にイエスキリストを受け入れるあらゆる機会を提供することだ。これまでCCCの公式的な団体として存在していたことに誇りをもっている。今後もCCCと提携関係を維持しながら新たな可能性を模索していきたい。神様がこれからの日々を祝福してくださると信じています」と述べた。
昨年GMOは同ミニストリーを通じて1億1,200万人もの人々に福音を伝え、うち1,500万人以上の人々がキリストを信じる決意を表明したと発表している。