【CJC=東京】教皇ベネディクト16世は新年早々、バチカン(ローマ教皇庁)のサンピエトロ広場で行われた式典の際、イタリアのアッシジでこの10月に世界各宗教指導者の会議を開催する、と発表した。あたかもエジプトのアレキサンドリアで教会前で自爆テロがあった直後だけに感慨をもって発表は迎えられた。
1986年10月27日、教皇ヨハネ・パウロ2世が歴史的な超教派祈祷会を聖フランシスコの根拠地で開催したのが始まりで、今年は25周年にあたる。
今回の開催は教皇ベネディクト16世の、宗教特にキリスト教が軽視されるようになり、政府や国際機関から十分な保護を受けられなくなったことへの懸念を反映している。