全国の主要都市12箇所を巡回し、07年のさいたまスーパーアリーナでは約2万人を集めた大規模伝道プロジェクト「ラブ・ソナタ」の継続プログラムである「第4回日韓ラブ・クリエーション(創造論)セミナー」が6日から8日の3日間、東京都内で開かれた。米航空宇宙局(NASA)での研究実績を持つ韓国ハンドン大学総長のキム・ヨンギル氏が7日午後の集会で講演し、創造は真理であり、創造主の存在を科学が証明していることを強調した。
キム氏は、「創造を科学で直接証明することはできない」としながらも、「創造主は被造物によってはっきりと認められる。神はいないなどと弁解する余地はない」と進化論を否定。銀河系や生命細胞、原子構造などに見られる神秘的な秩序について解説し、「科学者には、これらが偶然にできたのでは決してないことがわかる」と語った。
キム氏は、人間が万物の中で最後につくられ、すべての被造物の支配を委ねられたとする創世記1章の記述を強調し、「これが神の創造の秩序」と述べた。そのうえで、「(創造の秩序を)人間が自ら壊している。これを人間が守らなければならない」と環境問題に対する自身の見解を示した。
また、科学が扱う目に見える世界とは別に、目に見えない霊の世界があることに言及。聖書にある数々の奇跡についても、「科学の常識では話にならない」が、「どの世界から(現象を)見るかによって違ってくる」とその可能性を認めた。
さらに、「創造の事実を信じられるかどうかは、創造主なる神を信じられるかどうかにかかっている」と述べ、「日本が(進化論でなく)創造主を信じる国になってほしい」と訴えた。