現在、公開に向けて着々と準備が進められている映画「ふうけもん」(http://www.fukemon.org/)のモデルとなった元祖便利屋「右近勝吉」さんが16、17日、千葉県八街市にある八街グレイス教会で行われた同教会の創立4周年記念行事で講演した。
右近勝吉さんは1940年(昭和15年)に佐賀で生まれた。日本大学法学部卒業後、ガソリンスタンド、新宿専門店会、広瀬無線など転々とする傍ら、世界一周旅行を敢行。78年(昭和53年)に便利屋「右近サービス」を始め、現在に至っている。日本サービス協会会長。NHKなどメディアでも多数紹介されている。
少年時代にヤクザにあこがれ、組のチンピラになった右近さん。しかしある日、牧師の「オンリー・ビリーブ」という言葉と出会い、「人の為に生きていこう」と決意。それ以来、ドブさらいや庭の手入れはもちろん、孤独な老人や「引きこもり」の人の話し相手など、様々な依頼を引き受けて、今も全国を走り回っている。今では、仕事の依頼が海外からもやってくるという。
右近さんは講演の中で、非行に走り、どうしようもなかった自分でさえ救われた神の大きな恵みと憐れみを証しした。