昨年5月のアフリカ開発会議と同時期に初来日して話題を呼び、今年も10月末に来日することが決まったウガンダの孤児たちによる聖歌隊「ワトト・チルドレンズ・クワイヤ」のツアースケジュールが追加公開された。
ツアーを企画するワトト・ジャパンはホームページで今年6月、「ワトト・チルドレンズ・クワイヤ」の2009ジャパンツアー開催決定を発表。これまでに神奈川、愛知、大阪、滋賀、兵庫、広島でのコンサート日程を公開してきたが、今回は新たに11月7日の和歌山公演の詳細を発表した。東京、岡山でも公演を行うが、詳細はワトト・ジャパンホームページで随時公開する予定。
同クワイヤは、94年から世界各地でコンサートツアーを展開。ブッシュ前米大統領や英国のエリザベス女王の前でもパフォーマンスを披露し、その働きは米国のニューヨーク・タイムズやワシントンポストなどでも取り上げられている。現代ゴスペルと伝統的なアフリカンリズムが融合した元気いっぱいの歌とダンスは、昨年の来日ツアーでも好評を得た。
メンバーはすべて、カナダ人宣教師のゲアリー・スキナー牧師夫妻が設立した支援団体「ワトト・チャイルドケア・ミニストリー」で育てられた子どもたち。だれもが例外なく、言葉にできないほどの暗い過去を背負っている。しかし、来日する子どもたちの目には希望が溢れている。未来のウガンダのリーダーとなり、ウガンダをもっといい場所にすること、それが聖歌隊のメンバー全員の願いだ。同ミニストリーでは、1700人以上の子どもたちを現地の村で養っている。
ツアースケジュールの詳細は、ワトト・ジャパンのホームページ(http://www.watoto.jp)で。