【CJC=東京】イギリスの児童文学作家J・K・ローリング原作の映画「ハリー・ポッターと謎のプリンス」を、バチカン(ローマ教皇庁)機関紙ロッセルバトレ・ロマノが文化欄の批評で、善が悪に打ち勝つべきであることと、「それが時には犠牲が必要」なことを明確にした、と称賛した。ただ原作者のJ・K・ローリングは超越的な存在について全く触れていない、と批判している。
2003年に、教理省長官ヨーゼフ・ラッツィンガー枢機卿(現教皇ベネディクト十六世)は、ハリー・ポッター」シリーズには、子どもたちのキリスト教信仰を損ないかねない「巧みな誘惑」が含まれていると警告した。