第41回再臨待望東京大会(キリスト再臨待望同志会主催)が5月30日と31日の2日間、東京都世田谷区の日本宣教会代田教会で開かれた。30日午後3時半の聖会2でインマヌエル総合伝道団磐田キリスト教会の竿代忠一牧師は、ペテロの手紙第二3章1節から18節を本文に「再臨と宣教」と題して説教した。
竿代氏は、本文の箇所を4つにわけて説いた。まず第1に、「(主の再臨は)必ず起こる」(1〜7節)。ノアの時代に世界は水によって滅ぼされたと聖書にあるように、この時代の「天と地」(7節)は火によって滅ぼされるとある。聖書にはノアの洪水が確かにあったと記録さているのであり、同様に現代の火による裁きも確かにあることを信じ、「(その日は)間近であることを覚えなければならない」と語った。
第2に、「(再臨の日を)遅いと思ってはならない」(8〜10節)。「主の御前では、一日は千年のようであり、千年は一日のよう」(8節)とあるとおり、「神の時計と私の時計は違う」と強調。主は「忍耐深く」(9節)あられ、「ひとりでも滅びることを望まず、すべての人が悔い改めに進むことを望んでおられる」(同)のであって、この主の御心を忘れてはならないと語った。また、「人の子は、思いがけない時に来る」(マタイ24:44)とあるように、「今日は来られないだろう」と計算することなく、「今日にでも来られる」との思いで過ごさせていただきたいと語った。
第3に、「準備しなさい」(11〜17節)。「(キリストの再臨に向けた)最善の準備はホーリネス(聖め)」であり、「聖い姿をもって、(再臨への)準備にあたらせていただきたい」と語った。
第4は「成長しなさい」(18節)。「霊的な意味において、キリストを知る知識において成長する牧師、成長する信徒として進ませていただきたい」と語った。
竿代氏は、宣教の歴史を振り返り、中田重治を監督とする東洋宣教会(後に東洋宣教会ホーリネス教会と改称)をはじめ、著しい発展を遂げた宣教団体はみな「再臨ということを一命をかけて信じていた」と指摘。現代の教会をノアの時代にあった救いの箱舟にたとえ、滅び行くソドムから命がけで逃げるロトにあった緊迫性を覚えながら「一人でも多くの方を箱舟に迎える者でありたい」と力を込めた。
最後に竿代氏は、「(主の)再臨は間近です」と強調し、「全力をかけて福音を伝えるものにならせていただきたい」と聴衆に訴えた。