ビジネス・アズ・ミッション(BAM)は、キリスト者がビジネスと関わって、経済的、社会的、環境的、霊的にプラスの影響をもたらすことを目標として、神の使命の達成を試みる世界的なムーブメントだ。(第1回から読む)
ビジネスコンサルタントのマッツ・トゥネハグ氏と共にミニストリーで中心的な役割を果たすジャーナリストのギア・ゴート氏は「私たちは福音を後退させてしまったのでしょうか」と、この問いかけで基調を整える。「神の使命の範囲には、伝道の努力だけでなく、私たちの人間関係、地域社会、構造、そして全世界的な神の贖(あがな)いの目的を生きることが含まれています。それは、より全体的なものです」
ゴート氏は、寄付から投資への移行、場所の神学の受け入れ、個人の起業家精神からコミュニティーへの焦点の移行、つまりそれは、BAMが教会教派の働きに統合されることだが、これらのことについて論じている。神の国における起業家の役割の一つは富の創造であり、彼らはそれを、寛大さ、正義、管理者精神を促す聖書の命令と見なしている。
その実例の物語には、ロンドンのコーヒーハウスから、アラバマ州のクリスチャンによる「サメの水槽」、アムステルダムのビール醸造所、モザンビークのカシューナッツ工場まであり、それは世界中に広がっているのである。また紹介された実例の物語には、説明、学んだ教訓、失敗、障害、BAMの原則などが組み合わされている。
次に、スウェーデンのビジネス・コンサルタントのマッツ・トゥネハグ氏が、BAMの概念をどのように発見したのか、その経緯と、それが神の使命に対する見方をどのように変えたかを伝えたい。(続く)
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