シリア語は右から左に書いて読む。
10番目のタダイはラビィ(心・心臓の意味)で、通称のレベウスと訳し、11番目の熱心党と呼ばれたシモンはカナン人と記している通りとした。マタイ10:4とマルコ3:18の11番目のシモンにはカナン人と記しているが、ルカ6:15では熱心に訴える者(熱心党)と記す。
(シリア語の西方書体と東方書体では読みが違う場合がある。西方書体をマタイで書き、東方書体をルカで書いてみた。)
シリア語による使徒シモン・ケファ(ペテロ)の信仰告白聖句
(続く)
※ 参考文献
『古代シリア語の世界』(イーグレープ、2023年)
『景教—東回りの古代キリスト教・景教とその波及—』(改訂新装版、イーグレープ、2014年)
『景教碑の風景』(シリーズ「ふるさと春日井学」3、三恵社、2022年)
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