【CJC=東京】教会員が少なくなれば、教会閉鎖もやむを得ない。少なくとも合併は必至。それぞれの事情が異なるとは言え、米カトリック教会オハイオ州クリーブランド教区は、人口の郊外流出の影響をもろに受けた上、移民国家米国ならではの事情を抱えたもの。
同教区は信徒76万6000人。227教会(小教区)で構成されているが、閉鎖、合併を検討されている所は50箇所近くに上る。近くリチャード・レノン司教が対象教会に通知する予定。
同教区の特徴として、ポーランド系やアイルランド系など移住元により形成された教会が51あり、有力な存在となっていたものが、郊外への人口流出が進み、会員数減少が止まらない。