1月に発生した能登半島地震で教会堂が全壊し、牧師館が半壊する大きな被害を受けた日本基督教団輪島教会(石川県輪島市)の仮設礼拝所が13日、設置された。
日本基督教団中部教区の報告によると、この日は、輪島教会の新藤豪(つよし)牧師や信徒ら8人のほか、同教区石川地区の現地委員や同教団の救援対策委員に加え、日本キリスト教協議会(NCC)やカトリック教会、近隣教会の関係者ら31人も訪れ、共に祈りを合わせた。
プレハブでできた仮設礼拝所は、被災した教会堂と牧師館の間にある空き地に設置された。ペンテコステの19日から、この仮設礼拝所で礼拝が始まる予定。
輪島教会は被災後、避難所で礼拝を行ってきた。しかし、周囲の人々への配慮が必要なことなどから、4月からは信徒宅で礼拝を行っていた。今後は仮設礼拝所で礼拝を守りながら、教会堂の再建を目指すことになる。