北海道キリスト教書店(亀岡徹店長)は2日、2024年度で閉店することをフェイスブックで発表した。
北海道クリスチャンセンター(札幌市北区)の1階に構える店舗は、10月にクリスマスに向けた在庫セールを計画しており、10月末で営業を終了する。一方、クリスマスカタログの配布は例年通り行い、クリスマス関連の注文や卒園聖書の注文は受け付けるという。また、定期雑誌などについても、来年3月までは注文や配達、集金に対応するとしている。
店舗の営業時間は、4月から短縮して午前11時~午後5時としており、6月から8月までの間は、月・木・土のみの営業となる。休日は電話が留守電対応となり、ファックスとメールで注文を受け付ける。
発表によると、現在2千万円の赤字を抱えており、既に600万円の債務超過にあるという。最低賃金が年々上がり、家賃や発送費なども高騰する中、「書店業界にも希望をなかなか持てない状況」だとし、来年3月に解散決議をして全ての営業活動を終了する予定。
店舗の情報などについては、今後ホームページやフェイスブックで随時発信する。「ラスト一年になりますが、最後は何とか少しでも赤字を解消して黒字にして終わりたいと思っています。どうぞ最後までよろしくお願いいたします」としている。