いのちのことば社はこのほど、同社が運営する「オアシス仙台店」と「ライフセンター豊橋書店」を閉店すると発表した。両店は、数年前からの業績悪化とコロナ禍による緊急事態宣言を受けて休業し、これまで再開を模索してきた。しかし、コロナ禍の長引く影響と厳しい諸状況により再開のめどが立たず、正式に閉店を決めたという。
同社の岩本信一社長は「閉店のお知らせ」で、両店の利用者や再開に向けて祈ってきた人々に感謝の意を示した。その上で、閉店により地域の諸教会には迷惑を掛けることになるが、今後は最寄りのキリスト教書店や、同社の通信販売部門「Wings」を利用してほしいと求めた。
同社はまた、ライフセンター那覇書店を9月1日付で、株式会社ライフセンタービブロス堂(山内昌良会長、奈良蓮社長)に事業譲渡すると発表した。現店舗での営業は7月末までで、9月からは「ライフセンタービブロス堂」として新店舗で開店することになる。
新店舗の住所は那覇市曙3-6-24。電話(098・868・4406)とFAX(098・860・3813)は変わらない。新店舗内にはカフェも併設する予定で、9月11日(土)にはプレオープン、10月9日(土)にグランドオープンを予定している。
那覇書店は1970年の開店以来、同社が50年以上、直営店として運営してきた。事業譲渡後も同社勤務の職員2人がライフセンタービブロス堂に移り、勤務するという。
ビブロス堂の「開店のお知らせ」では、「50年の歴史あるライフセンターの文書伝道の働きを継承し、沖縄の諸教会、クリスチャンの皆様に仕えていく所存です。今後とも、ご支援、ご利用を宜しくお願い申し上げます」としている。