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ワールドミッションレポート

ワールドミッションレポート(10月14日):ブラジル 立ち上がるブラジルの若者たち

2023年10月14日14時17分 執筆者 : 石野博
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関連タグ:ブラジル

米国の調査会社「バーナグループ」の最近のレポートによると、ブラジルのティーンエイジャーの75%近くが、キリストについてもっと知りたいと答えているという。

14歳のラヴィニア・フェルナンデスさんは、ブラジル北東部のペルナンブーコ州レシフェにある彼女の所属教会で、仲間の若い兄姉たちと面白い試みをしている。彼らは、誰が一番多く学校の友人を土曜日の礼拝に連れてこられるかを競っているのだ。今では、彼女の紹介で教会に通い始めた学校の同級生が10人以上もいるという。

彼女は「クリスチャンになってから、私は優しくなったし、何より本当に幸せになりました」と語る。フェルナンデスのように、ブラジルをはじめとするラテンアメリカ諸国では、何百万人というクリスチャンのティーンエイジャーが、信仰の旅において特別な経験をしている。

バーナグループの最近の調査では、ラテン・アメリカには、信仰に熱心で、聖書に親しみ、イエスについてもっと知りたいと切望している「オンラインにつながりのあるデジタルに対応できる世代」がたくさんおり、そのような若者たちのホームグラウンドになっていることが明らかになった。

ブラジルの福音主義教会の数は、入手可能な最新データによると、1990年の1万7033から2019年には10万9560に急増し、543%増加した。スイスのチューリッヒ大学の研究者ヴィクトル・アウグスト・アラウージョ・シルヴァによると、2019年だけでも、ブラジルでは1日平均17の福音派教会が新たに誕生したのだ。

長らくカトリックが支配していたブラジルだが、19世紀末にバプテスト派、ルター派、改革派が宣教を開始したことで、福音主義運動の幕開けとなった。20世紀になると、米国からの宣教師がペンテコステ運動をもたらし、主にブラジルの北部と南東部に広がった。2030年代には福音派がカトリックを上回るだろうと、人口統計学者のジョゼ・エウスタキオ・ディニス・アルヴェスは予測している。

ブラジル北東部にあるセアラ州フォルタレザの「CCvideira」教会で青年牧師を務めるナタン・ゾルテアによれば、彼も含めて、ブラジルのティーンエイジャーは、社会経済的、人種的境界線を越えて福音派教会がもたらした果実を享受しているのだという。

「ブラジルに存在する社会的不平等は、結局のところ、私たちティーンエイジャーを福音の中にある希望へと駆り立てるのです。つまり、福音は正義と正しさの良い知らせでもあり、それは敵意を取り除かれる神の知らせであることを示しているのです。私たちの教会は、ティーンエイジャーに新しい生き方を促す福音を示すという、基本的な役割を担ってきました」と、現在、週平均千人以上のティーンエイジャーが参加する青少年宣教団体「A13」のリーダーは語った。

ラテンアメリカのティーンエイジャーは、社会正義の実現に強く突き動かされている。彼らが聖書に親しめば親しむほど、正義を求める意欲が高まるのだ。

リオデジャネイロのニテロイにあるラゴイーニャ・バプテスト教会のルーカス・ナギブ牧師によると、ブラジルの若者たちが他の国の若者たちと比べて際立っている要因の一つは、ソーシャルメディアを通して仲間や友人たちと信仰を分かち合うことに熱心なことだという。

ラテンアメリカの若者たちは、新しいツールと新しい方法を活用し、決して変わることのない古い古いキリストの福音を効果的に分かち合っている。ブラジルでも若者たちが信仰に燃えているのだ。何という好ましいことだろう。

次の時代を担うことになるブラジルの若い信者たちの熱意が、世界の国々の若いクリスチャンたちの霊性を呼び覚まし、彼ら若い世代が世界宣教の旗手として活躍するように祈っていただきたい。

■ ブラジルの宗教人口(※2010年のデータ)
カトリック 72・8%
プロテスタン 18・8%
土着の宗教 5・4%
ユダヤ教 0・06%
イスラム 0・3%

◇

石野博

石野博

(いしの・ひろし)

2001年より、浜松の日系ブラジル人教会で日本人開拓、巡回伝道者として従事。12年より、奥山実牧師のもと宣教師訓練センター(MTC)に従事、23年10月より、浜松グッドニュースカフェMJH牧会者として従事。18年3月より、奥山実牧師監修のもと「世界宣教祈祷課題」の執筆者として奉仕。23年10月より「世界宣教祈祷課題」を「ワールドミッションレポート」として引き継ぎ、執筆を継続している。

※ この記事は、石野博牧師の「ワールドミッションレポート」を、若干の編集を加えた上で転載したものです。
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