神の癒やしによって、その人の心が福音に開かれた証しは、世界中で多く聞かれる。しかし、ラル(仮名)姉妹の物語は一風変わっている。
インド北東部に住む若い姉妹であるラルは、自分自身を「障がい者の少女」と表現している。彼女は幼い頃、股関節を骨折したため、人生の大半を不自由な状態で過ごしてきた。すでに父親は亡くなっており、兄は教会のリーダーをしている。その兄が、大切な妹のラルを世話しているのだ。
ある日、ラルは地域の弟子訓練・伝道訓練プログラムに参加した。訓練を修了すると、彼女の伝道への情熱は燃え上がった。しかし、アウトリーチで伝道チームに同行したとき、徒歩で移動する局面では、体の問題でとても苦労した。
「何度も溝に落ち、状態が悪化しました。手術のために入院したのですが、とてもお金がかかるのです。兄がお金を工面してくれたのですが、想像を絶する出費に本心は全く納得していませんでした。そこで私は3日間断食して祈ることにしました。なんとその結果、主は私を癒やしてくださったのです!」
ラルが病院に戻ると、医師たちは、イエスが彼女を癒やしたことに驚いた。今、彼女の癒やしは、彼女の伝道の燃料となっている。
「福音を伝えたいという思いから、私はある村に出かけました。そこで私は、自分の証しとイエスの福音を伝え、2つの家族が回心しました。別の村では、初めて聞く福音のためにみんなが集まりました。それである家族が救われたのです。全ての栄光をイエス様にお返しします!」
ラルは今も自分のミッションを続けている。「私のために祈ってください。私は体が不自由でしたが、貧しい人たちや困っている人たちに福音を伝えています。イエス様には癒やす力があり、福音を伝える人々を力づけてくださいます!」
キリスト教への根強い反対のあるインドだが、神はラルのような障がい者を癒やし、証しを立て、ご自身の福音の使者とされた。インドの宣教のために祈っていただきたい。
■ インドの宗教人口
ヒンズー 74・3%
プロテスタント 3・6%
カトリック 1・6%
英国教会 0・2%
イスラム 14・3%