カンボジアの村で母親と暮らすクンテア姉妹の証しだ。
30代になったクンテアは、自分の貧困の現状をよく理解していた。彼女も母親も、生きるために日々奮闘している。カンボジアでは、人口の少なくとも12%が貧困層として生活しており、62%が不十分な1ベッドルームの住宅に住んでいる。
「私は文盲なんです。隣人にさえ無視されるほど貧しいです。借金もたくさんあります。スーパーで買い物をするお金もないんです」とクンテア姉妹は言う。
カンボジアのチャイ牧師が、クンテア姉妹に初めてイエスのことを話したときの彼女の喜びは、大変なものだった。
「イエス様の救いと愛と赦(ゆる)しについて聞いたとき、何かが私の心に響きました。私はチャイ牧師に、救われるためにはどうしたらいいのですかと尋ねました。私は牧師と一緒に祈り、イエスを救い主、そして主として受け入れました。それで、その日のうちに洗礼を受けたのです!」
イエスを信じてから、クンテアと彼女の母親の生活には、多くの変化が起きている。
「私の家族の状態は良くなっています。私はいつも神様に祈っています。神様はいつも私たちの必要を満たしてくださいます。借金から解放されるよう助けられています。母も私も日常生活に支障がないほど健康です。そして何より、私は罪から解放されました。神様が私のためにしてくださったことを思うと、止めどもなく感謝があふれます!」
ハレルヤ! アジアでは、貧困と借金によって奴隷のように身売りさせられ、人生が破壊されるケースが決して少なくないが、主イエスにある内側から始まる変革の力は、人生に生きる希望と喜びをもたらし、貧困のもたらす悲壮感と呪いを吹き飛ばすのだ。
クンテア姉妹と母親のように、再生され回復された人生が、カンボジアで人々への証しとなり、救いの希望をもたらすよう祈っていただきたい。
■ カンボジアの宗教人口
プロテスタント 1・7%
カトリック 0・2%
仏教 83・3%
イスラム 2・3%