パラグアイの国家警察に配属される福音主義のチャプレン(警察付きの牧師)は、複数の警察官部隊の合計800人を対象に霊的なサポートのワークショップを開催している。
常に危険や緊張にさらされている警官たちは、精神面、家族面、感情面のサポートが必要だ。このプログラムは3年前から実施され、大きな成果を上げている。
チャプレン責任者のオスカー・インサウラルデ氏は言う。
「このプログラムには、各警察署での献身的な活動、聖書の原則や価値観に関するトレーニングが含まれています」「8人のチャプレンが、各警察署で警察官を常時サポートしています。また、警察学校の訓練生の研修にも携わり、礼拝活動も行っています」
事に及んでは身命を投げ出してまで、正義と公のために日夜仕える警察官たちが、堅く正義に立ち、勇気を持ってその職責を全うするためには、神の助けと信仰が必要だ。そのために、パラグアイの警察にはチャプレンが配置されている。
チャプレンの働きが警察官たちに職務を全うする勇気と力を与え、彼ら警察官が公僕であると同時に、キリストの福音を信じて神僕となるように祈っていただきたい。
■ パラグアイの宗教人口
プロテスタント 9・7%
カトリック 86・0%