迫害の厳しい国や地域への効果的な伝道方法の一つを、オランダの宣教団体「グローバル・ライズ」(GR)が紹介している。GRは、ラオスのクリスチャンビジネス関係者のために2017年、フェイスブックのページを立ち上げた。今ではなんと15万人近くのフォロワーがいるのだ。
このフェイスブックページでは、ラオス語で次のような短く分かりやすい文章を共有している。
「聖書には本当の幸せの見つけ方が書いてあります」「イエスがすべてを造りました」「天国に行く方法を知りたいですか」
これらサイバー空間での伝道で最も重要なのは、ページ上のコメントに反応するモデレーターがいることだ。フェイスブックページへの応答者との会話は投稿下で展開され、多くの人がこれを追いかけ、参加することができる。このオンライン・ミニストリーにより、通常リーチできない人たちとつながることができるのだ。また、プライベートメッセージを通じて、疑問や悩みを共有することもできる。
ネットは、犯罪教唆や陰口、ポルノなど、悪魔に用いられる負の側面もあるが、これを主と主の軍勢が用いるなら強力な宣教の武器となる。これらのツールが神の手に握られ、ラオスなどの宣教困難国や地域の伝道、ひいては世界宣教の達成が大きく前進するよう祈っていただきたい。
■ ラオスの宗教人口
仏教 57・3%
プロテスタント 3・7%
カトリック 0・7%
イスラム 0・1%
土着の宗教 34・7%