兵庫県在住のクリスチャン画家、山田桂子さん(米ロサンゼルスぶどうの木国際教会会員)の絵画作品「星河一天」が、第67回豊中市美術展に入選した。詩篇8篇3、4節「あなたの指のわざである天を見、あなたが整えられた月や星を見ますのに、人とは、何者なのでしょう。あなたがこれを心に留められるとは」から着想を得た。山田さんは、「創造主の素晴らしさをこの絵を見る人々に感じていただければ」と話す。
山田さんは兵庫県で生まれ、9歳から海外で育った。米カリフォルニア州立大学在籍中に信仰に導かれ、卒業後はCru(キャンパス・クルセード・フォー・クライスト=CCC)のフルタイムスタッフとして米国や日本をはじめ、韓国、台湾、タイなど、さまざまな国で宣教活動に携わった。2年前からは、米国で絵と音楽を融合して福音を伝えるユニークな活動を展開。昨年日本に帰国してからは、画家としての活動を続けてきた。最近では、地域の教会や学校に招かれるようになり、絵画と音楽を通して聖書の素晴らしさを伝えている。
入選した作品では、あらゆる色を重ねることで、大自然を創造した神の偉大さを表現した。「夜に数多くの星を眺めるときに、その偉大さ故に自分の存在のちっぽけさを感じるときがないでしょうか。また、日常生活の中で忙しさに押しつぶされそうになったり、自分の限界にぶち当たったりするとき、自分の存在がいかに小さいかを思い知らされるときがそれぞれあるのではないでしょうか」。しかし同時に、一人一人は創造主なる神に造られた存在(創世記1章27節)であり、神に知られている存在(詩篇139篇)、心に留められた存在(詩篇8篇4節)であることは、「私たちの想像と理解をはるかに超える事実」と山田さんは話す。
「そのような存在の私たちのために、創造主なる神様が十字架で人間の罪のために血を流してくださったことは、一般の理解を超えます。この作品を見られたお一人お一人が、私たちの想像を超えた素晴らしい神様の愛にとどまり、今日もそれぞれの旅路を勇敢に羽ばたくことができるようにと祈っています」
作品は他の入賞・入選作品と共に、豊中市立文化芸術センター(大阪府)で3日から7日まで展示される。午前9時半から午後5時半、最終日の7日は午後4時まで。豊中市立文化芸術センターへのアクセスの詳細はホームページを。