日本を代表する名作『坊っちゃん』。夏目漱石が明治時代に発表した作品で、今も多くの人に読まれています。主人公は「坊っちゃん」。姓名は明かされていません。ずっと「坊っちゃん」と呼ばれています。
それで、その「坊っちゃん」が、他の登場人物にあだ名を付けるんですよね。マドンナ、狸(校長先生)、野だいこ(画学教師)、うらなり(英語教師)、山嵐(数学教師)、赤シャツ(教頭先生)…とか。
さて、最後に! 私たちの主イエス様は、神経質で、ユーモアがなく、ツンとしたお方ではないです。聖書を読むと、いつも喜び、いつも感謝し、笑っておられます。そしてね、ユーモアのある方で、あの「坊っちゃん」もやったように、あだ名を付けられました。
有名なペテロには…。彼は、シモン(葦の意味)という名前だったのですが、ペテロ(岩の意味)という名前を与えました。風に揺らぐ葦から、不動の岩…まったく正反対の名前ですね。
それから、12弟子のヤコブとヨハネ。この2人は兄弟でしたが、イエス様が「ボアネルゲ」という名を付けたんですね。これは「雷の子」という意味ですが(新約聖書・マルコ3:16~参照)、イエス様のユーモアセンスを感じます。
実際、この2人(ヤコブとヨハネ)はキレやすい、キレると怖い性格、人物だったことも分かっています(新約聖書・ルカ9:52~参照)。「坊っちゃん」もそうですが、イエス様も、その人その人にあった名前(あだ名)を付けています。
イエス様に対するイメージを変えましょう。イエス様はユーモアのある方で、笑われる方で、いつも喜んでおられます。そして何より、クリスチャンであるあなたのことを楽しみ、喜んでおられるのです! イエス様と一緒に喜びながら、今日も過ごしましょう。アーメン!
「主は喜びをもってあなたのことを楽しみ、その愛によって安らぎを与える。主は高らかに歌ってあなたのことを喜ばれる」(旧約聖書・ゼパニヤ3:17)
連載小説のお知らせ
今週もミニコラムをお読みいただきありがとうございます。さて、併せてご紹介させていただきます。現在、長編小説【追う者】を NOVEL DAYS さんなど4サイトにて連載させていただいております。
結婚式直前の20代女子。振り返る昔の日々、ある夜突如追い迫ってきた2つの影、砕かれた魂と身体、一瞬で消え去る未来像と生じる復讐(ふくしゅう)の焔(ほのお)・・・。そして出会う、真の愛。
このあと、ぜひお読みください。
■ 長編小説【追う者】(NOVEL DAYS・アルファポリス・エブリスタ)
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